夏の一句

• 2016年7月16日
• スタッフブログ

こんにちは。

事務の菊田です。

すっかり真夏並みの暑さになってまいりましたね。

お風呂に入ってもすぐ汗をかいてしまうこの季節が

私は苦手です。夏の風物詩であるホラーは大好きですが…。

さて、ブログタイトル通り夏にぴったりな一句を紹介します。

一生の楽しきころのソーダ水　

　　　　　　　　　　　富安風生

いかがですか。さわやかでやさしい夏を感じませんか。

今よりも少しだけ前の、まだまだアナログチックなセピア色の夏。

レトロな喫茶店で他愛もない会話で盛り上がりながら、

ソーダ水を飲む娘たちを優しく見つめる富安先生の心情ですね。

いいですねぇ。風情があって、情景が目に浮かびます。

季語がソーダ水というところにセンスを感じずにはいられません。

からころと　氷の悲鳴で　夕涼み

　　　　　　　　　　　　　菊田

素敵な一句で気持ちが高揚したので私も一句読んでみました。

さりげなく大好きなホラー要素を取り入れた夏の一句です。

ここでいう氷は、コップの中の氷です。氷が溶けていく際に

奏でる涼しげな音に、夏らしさを感じてしまいます。

それにしてもたったの17文字の表現で

様々な情景を感じさせることのできる俳句は

日本人の相手を思いやる心、

相手の気持ちを慮り、察する心の現れですね。

素敵な文化ですね。

日本語っていいな。

そういえば、夏が到来してきましたので私は髪をバッサリと切りました。

受付でたまに私を見かけたことのある方や私をご存知の方は、

きっと新しい人が入ったのかな？と思われるかもしれませんね。

ご安心下さい、それは菊田です。

菊田だと気付いた方は、俳句の感想お待ちしております（笑）

それでは。

あなたに素敵な夏が訪れんことを…。